XServerにPEARをインストールする。

で、XServerにPEARの一部モジュールが
組み込まれていないことがわかったので
これをインストールしなくてはいけない。


しかし大きな問題の1つに、
XServerではTELNETでアクセスできないので、
インストールなど出来るのか・・・


と思って調べてみると、
思いっきりやり方が書いてあった。

シェルアクセスができないリモ−トホストに PEAR をインストールしたいというユーザもいるでしょう。 FTP を使うのが唯一の選択肢だということも良くあることですが、手動でインストールすると 置換などのインストーラの機能を活用している複雑なパッケージで問題が起こります。
共有ホストでの PEAR のローカルコピーのインストール


さらにいろいろ調べてみるとまんまそのやり方を
案内しているブログをいくつか見つけた。


http://h2plus.biz/blog/2008/10/10/98/
http://www.sukechan.net/archives/60/
ブラウザからPEARをインストールする ( その他インターネット ) - ホリデープログラミング入門 - Yahoo!ブログ


でも一応このブログにもメモ

XServerにPEARをインストールする方法

※インストールする前に

実はインストールした後にパッケージを追加できない
という問題が発生した。
(後に説明するブラウザからPEARパッケージの管理できるところで
なぜかパッケージがインストールできなかった)


で、いろいろ調べてほぼ1日費やして試行錯誤したが
まったく全然ダメだったので諦めようとしていたのだが・・・


PHP4からPHP5に切り替えてみると何の問題もなく
できたということがあった・・・


よってXServerにてPHP4を使用している人は
PHP5に切り替える必要があると思う。


ただあくまで自分の環境だったので、
もしどうしてもPHP4でなくてはいけない人は
PHP4にてやってみてください。。。

1.go-pearをダウンロードしてFTPでアップする。

PEAR :: Installer :: Go-PEARへアクセスし
全部コピーして「go-pear.php」という名前で保存する。


そして任意のフォルダにFTPソフトを使用してアップする。

2.インストールフォルダを作成する。

どこでもいいのだが、自分の場合は
トップに「pear」というフォルダを作成した。
フルパスの場合「/home/ユーザーID/pear」にあたる。


マニュアルにはウェブに公開されていない箇所と
書いてあったのでセキュリティ的にもそのほうがいいだろう。


またパーミッションを「777」にするのを忘れないように。

3.アップしたURLにアクセスしてインストールする。

先ほどアップしたURLへアクセスする。
例:http://www.example.com/apear/go-pear.php

NEXTをクリック



重要なのは2箇所
1.Installation prefix
11.php.exe path, optimal


1.はインストールするフォルダ、
つまり2で作成したフォルダを指定する。


11.はPHPプログラムへのパス。
PHP5なので「/usr/bin/php5」にする。


で、Installをクリック




Installation Completedが出ていれば完了


ウェブアクセス不能なところにインストールした場合は、
Warningが出ていると思うが、問題ない。


ちなみにPHP4で実行したときは
pear/Structures_Graph」というパッケージが
エラー出ていた。(インストール自体は問題はなかった)

4.パッケージ管理画面にアクセスする。

インストールされた箇所にindex.phpがあると思うが、
これでパッケージ管理がブラウザで出来る。


アップデートやモジュールの追加なども
ブラウザから出来るので、TELNETができないXServerでは必須。


セキュリティ的にウェブアクセス不能な箇所に
インストールしたと思うので、今のままではアクセスできない。


よってそれを一度ダウンロードして、任意のところにアップする。
例:http://example.com/pear/index.php


ここにはBasic認証でセキュリティをかけておくこと必須
(XServerコンパネからアクセス制限が楽でお勧め)


実は2.の10.Filename of WebFrontendにてこのindex.php
インストール箇所を指定できるらしかったのだが、
自分は上記のやり方でやった。


アクセスするとこんな画面

5.パッケージを追加する。

Package Search にて任意のパッケージを検索して
インストールできる。


自分の場合は、「Mail_mimeDecode」が必要だったので
それを検索してインストールする。


ものによっては他のモジュールに依存するパッケージも
あるそうなのだが、そのあたりは自動でインストール
してくれるらしい。



緑のプラスをクリックしてインストール。
めちゃくちゃ簡単。



PHP4の時は、ダウンロードだけで
install以降が表示されなかった。

6.パスを指定する。

あとは実際インストールしたpearにパスを通すだけ。
調べてみると2通り方法があるよう。


1..htaccessで指定
例:

  php_value include_path ".:/home/ユーザーID/pear/PEAR"

この.htaccessファイルを任意の「public_html」直下に置けばOKとのこと。


2.php.iniで指定
例:

include_path = ".:/home/ユーザーID/pear/PEAR"

php.iniに関しまして、ホームディレクトリ以外に設置された場合は、下位ディレクトリには、適用されず、設置ディレクトリのみに適用されます。

尚、php.iniの読み込み優先度は

1. ホームディレクトリに設置されている php.ini
2. ホームディレクトリ以外のディレクトリに設置されている php.ini

となります。

このため、php.iniを ホームディレクトリと、その他のディレクトリにそれぞれ設置している場合は、 ホームディレクトリ側が優先されますのでご注意ください。
XServer サービスについて > CGI・SSI・PHP > PHP

sv50サーバー以降

ホームディレクトリ(初期FTPアカウントでアクセスした際の一番上の階層)に php.ini を設置してください。この場合、設定はお客様のアカウントの全てのディレクトリに反映されます。ディレクトリ毎に個別に設定したい場合は、設定を変更したいディレクトリに php.ini を設置してください。php.ini の内容の例は以下のようになります。
XServer サービスについて > CGI・SSI・PHP > PHP


以上